メルマガは何曜日の何時に送るべきか|受信2,447通で見る混む枠と空く枠

メルマガの送信時刻を、毎回なんとなく決めている方向けの記事です。BtoBメルマガ2,447通とセミナー関連メール361件の受信日時を数え、受信箱が混む曜日と時間帯、他社が開催の何日前に送っているかを紹介します。
メルマガの送信時刻、毎回どうやって決めていますか?
「なんとなく朝9時前」「前回と同じ時間」。予約の欄で、つい手が止まってしまう方も多いのではないでしょうか。
ムジンにも、こんな相談がよく届きます。「とりあえず毎回、朝9時前に予約しているんです。これでいいんでしょうか」。
私たち自身も、同じところで迷っていました。
「火曜から木曜の午前がよい」「昼休みに読まれる」。こうした一般論は、すぐ見つかります。でも、読み手の受信箱で実際に何が起きているのかは、なかなか見えません。
そこで、受け取る側から数えてみました。BtoBのマーケティング・営業支援の分野を中心に、179社から1か月に届いたメルマガ2,447通を、曜日と時刻で1通ずつ数えています。あわせて、10月に届いたセミナー関連メールのうち開催日が分かる361件で、開催の何日前に届いたかも数えました。

届いた時刻を数えると、何が分かるんですか?

どの曜日や時間帯が混んでいて、どこが空いているかが数字で分かります。

混んでいる時間は、避けたほうがいいんですよね?

そこが迷いどころです。混む時間は、読み手が受信箱を開く時間でもあるからです。
この記事の要旨
- 1
平日は1日112通が届き、水曜と木曜が最も混みます。
- 2
時間帯では、始業直後の8〜9時台に32.2%が集まります。
- 3
セミナーのメールは、開催7日以内が37.7%で最多でした。
受信箱がいちばん混むのはいつ?

まずは、読み手の受信箱の様子から見ます。2026年8月22日から9月22日までの32日間に届いたBtoBメルマガ2,447通を、曜日ごとに数えました。
平日には、1日あたり112通が届いていました。次の図を見てください。

いちばん混むのは水曜と木曜で、1日124通です。いちばん空いているのは火曜で、1日100通でした。水曜は、火曜より2割以上多いことになります。
月曜は104通、金曜は110通で、その間に入ります。
土日は、ほとんど届きません。土曜は1日10.6通、日曜は5.0通で、平日の1割に届かない水準です。
火曜がここまで空いているのは、意外でした。
▼件名や本文の作りも含めた2,447通の全体像は、こちらの記事で書いています。
BtoBメルマガ2,447通を全件調査|件名・配信時間・文字数・ボタンの実態
朝8〜9時台に3割が届く

次は時刻です。同じ2,447通を、届いた時間帯で分けました。
次の図を見てください。

始業直後の8〜9時台に、全体の32.2%が集まっていました。3通に1通が、この2時間に届いています。
2番目の山は、昼の12〜13時台で19.8%です。10〜11時台の18.9%と、ほぼ同じ量でした。
午後は14〜16時台が15.3%で、17〜18時台は7.4%に下がります。19時以降は1.3%、朝7時台までは5.1%です。
正午より前に届くメールは、合わせて56.2%です。BtoBのメルマガは、半分以上が午前中に届きます。
混んでいる朝は避けるべき?
この数字だけなら、「朝は避けて、10〜11時台に送ろう」となりそうです。
ただ、混んでいる時間ほど読まれにくいかどうかは、受信数からは分かりません。
多くの会社が朝に送るのは、読み手が始業直後に受信箱を片づけると見ているからでしょう。そうだとすると、混む時間は読まれる時間でもあります。
受信箱から分かるのは混み具合までで、押されやすさは分かりません。

じゃあ、空いている時間に送れば得なんじゃないですか?

空いている理由が「読み手がいない時間」なら、送っても読まれません。

19時以降が1.3%しかないのは、そういうことかもしれないんですね。

はい。だから空いた枠は、朝と並べて試す候補として見ます。
曜日はどこまで違う?

次は、曜日の差をもう少し見ます。
平日の中で比べると、最も多い水曜(124通)と最も少ない火曜(100通)の差は24通です。
時間帯では、8〜9時台と19時以降で25倍近い開きがありました。2つを並べたのが次の図です。

平日どうしの曜日の差は、時間帯の差に比べるとずっと小さいと言えます。
一方で、土日は平日の1割以下でした。BtoBのメルマガは、ほぼ平日だけに届きます。
水曜と木曜はセミナーの日でもある
水曜と木曜が混むのには、セミナーの開催日も関係していそうです。
10月に届いたセミナー関連メール361件を、開催日の曜日で分けました。次の図を見てください。

開催日が水曜だったのは113件、木曜は106件でした。合わせて6割を占めています。火曜は79件、金曜は38件、月曜は21件です。
開催日が水木に集まれば、当日の案内も水木に届きます。受信箱の水木の混雑には、こうした直前の案内も含まれているとムジンは見ています。
▼セミナーの開催曜日や時刻の傾向は、毎月の集計記事で詳しく書いています。
マーケティングセミナー・ウェビナー動向|業種・テーマ・共催の割合を毎月集計

曜日も時間も、結局は試してみないと分からないんですね。

はい。ただ、開催日から見た時期なら、他社の動きがはっきり見えます。

開催の何日前に届いているか、ですか?

そうです。次の章で、361件を日数で分けてみます。
他社は開催の何日前に送る?

では、他社はセミナーのメールを開催の何日前に送っているのでしょうか。
10月に届いたセミナー関連メールのうち、開催日が分かる361件で、受信日から開催日までの日数を数えました。次の図を見てください。

開催7日以内が37.7%(136件)で、いちばん多くなりました。8〜14日前は28.0%(101件)、15日以上前は34.3%(124件)です。
真ん中の値は、開催の12日前でした。
開催2週間以内に届いたメールは、合わせて3分の2近くになります。開催が近づくほど、同じ時期のセミナーの案内が受信箱で重なっていきます。
直前のリマインドも重なる
ここに、直前のリマインドが加わります。
2,447通のうち、目で見て目的を分類した483通では、セミナーの告知180通に対して、同じ企画を追いかけるリマインドが84通ありました。
リマインド84通の件名に、どんな言葉が入っていたかを数えました。

件名に「本日」が入っていたのが42%、「明日」が32%です。4分の3近くが、開催の前日か当日に届いていました。
開催の直前は、他社の告知とリマインドが重なって、受信箱が混む時期です。
時刻を磨く前に、開催日から見た時期を決めておきます。

じゃあ、早めに送ったほうが反応がいいってことですか?

反応の良し悪しは、自社で比べて確かめます。数字から分かるのは、早い時期ほど他社と重なりにくいことです。

なるほど。そこから先は、自社で試すんですね。
配信計画を4つの手順で組む

ここまでの数字を、1回のセミナー集客の計画に落とします。
考え方はシンプルです。受信箱の混み具合で置き場所の候補を絞り、反応は自社のリストで確かめます。
- 物差しを先に決めます。申込を取りたい配信なら、開封率ではなく、クリック率か申込ページへの到達で比べます。
- 開催日から逆算して、1通目の時期を決めます。他社のメールの3分の2近くは開催2週間以内に届くので、それより前に出すか、重なる時期に出すかを選びます。
- 時間帯は、最も混む8〜9時台と、10〜11時台や14〜16時台の空いた枠を交互に置いて比べます。
- 曜日は、最も空いている火曜と、最も混む水曜・木曜を交互に置いて比べます。
試すときは、次の3つをそろえておくと結果が読みやすくなります。
- 比べるのは、同じ企画の中のメールどうしにします。企画が違うと、中身の差が結果に混ざるからです。
- 1回の結果で決めず、何回か交互に置いてから規則にします。
- 結果は、曜日・時間帯・開催日までの日数の3つで記録しておきます。
混み具合だけで決めると、空いているけれど読み手のいない時間を選んでしまうかもしれません。反応だけで決めようにも、比べる候補がなければ始まりません。
受信箱の混み具合で候補を絞り、自社の反応で決める。この順番なら迷わずに進められます。
よくある質問
BtoBメルマガは何時に配信するのがよいですか?
受信箱が最も混むのは8〜9時台で、2,447通のうち32.2%がこの時間に届いていました。混雑を避けるなら、10〜11時台(18.9%)や14〜16時台(15.3%)が候補です。どちらがよいかは、朝の配信と交互に置き、クリックで比べて決めることをおすすめします。
受信数の少ない火曜に送れば、反応は上がりますか?
受信数は火曜が1日100通で最も少なく、水曜・木曜の124通より2割ほど少なめです。ただ、空いていることが反応につながるかは、受信数からは分かりません。同じ企画の中で火曜と水木を交互に置いて確かめてください。
セミナーの告知メールは、開催の何日前に送ればよいですか?
他社のセミナー関連メール361件では、開催7日以内が37.7%、8〜14日前が28.0%、15日以上前が34.3%で、真ん中は12日前でした。開催2週間以内は他社のメールが重なる時期です。1通目をそれより前に出す案と、2週間以内に出す案を、自社で比べてみてください。
まとめ
今回いちばんの発見は、受信箱の混み具合が、曜日よりも時間帯と開催日までの日数で大きく変わることでした。
最後に、要点をもう一度だけ並べます。
- 平日は1日112通が届き、水曜と木曜が124通で最も混み、火曜が100通で最も空いています。
- 時間帯では8〜9時台に32.2%が集まり、19時以降は1.3%でした。
- セミナー関連メールの3分の2近くは、開催2週間以内に届いています。
受信箱から分かるのは、混み具合までです。押されやすさは、自社のリストで比べて初めて見えてきます。
まずは次のセミナーで、1通目を送る時期か時間帯のどちらか1つだけを、いつもと変えてみてください。クリックを並べれば、送信時刻の欄で迷う時間はきっと短くなります。
ムジンは、セミナー集客メールの文面作成から配信、配信後の分析までをまとめて支援しています。自社のリストで配信時間や曜日を試す設計からご相談いただけます。メルマガ運用支援の詳細はこちら
調査の方法
- 受信箱の混み具合は、BtoBのマーケティング・営業支援の分野を中心に、2026年8月22日〜9月22日の32日間に179社から届いたメルマガ2,447通を、曜日別・時刻別に数えました。月曜の1日あたりの数は、祝日(9月21日)を除いて出しています。
- 目的の内訳は、2,447通のうち483通を1通ずつ目で見て分類しました。
- 開催日までの日数は、2026年10月に届き、開催日が分かるセミナー関連メール361件で数えました。同じ企画のメールは1件に数え、受信日と開催日の差を日数で出しています。
- 全体の傾向を見るための集計で、差出企業の社名や件名・本文の実物は掲載していません。
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